自転車のタイヤ交換が必要な理由
自転車のタイヤ交換は、誰でもできるDIYメンテナンスの一つです。パンクや古くなったタイヤの交換は、自分で行えば時間とお金を節約でき、自転車の乗り心地を向上させます。このガイドでは、初心者向けに、専門知識がなくてもできるタイヤ交換の手順とコツを詳しく紹介します。自信を持ってDIYタイヤ交換に挑戦し、自転車のメンテナンススキルを身につけましょう。
子供の自転車のタイヤ交換をあなたがやったら、パパに対する子供たちの評価アップにつながるかも
怪我や事故のリスクがあるため、タイヤ交換に自信がない方は決して自分で行わず、必ず専門家に依頼しましょう。くれぐれも自己責任でお願いいたします。
必要な道具と材料: タイヤ交換に備えよう
自転車のタイヤ交換には下記の工具&材料が必要になります。
工具
- タイヤレバー
- 14mmスパナ(モンキースパナ)
- 手袋(軍手)
- 空気入れ
材料
- タイヤ
- チューブ
- リムバンド
- ムシ(ゴム)
- パンク修理キット
自転車からタイヤを外す
パンク修理ではなく、タイヤ交換をする場合、タイヤ(ホイール)を自転車から外す必要があります。
タイヤを外す時は自転車スタンドがあると便利なのですが、普通の家庭に自転車スタンドなんてありませんので
自転車を逆さまにして作業することをお勧めします。
自転車を逆さまにするときは、ハンドルとサドルへの傷防止の為、下に布か新聞紙をしいてをしてください。
逆さまにしたら、とりあえず一番簡単な前輪からタイヤ交換してみましょう。
と、その前に、タイヤを固定している左右の部分をカメラで撮影しておいてください。
組み立ての際に迷わなくて済みます。
写真を撮ったら、ライトの配線とナットを保護しているキャップを外します。
キャップはナットにピッタリくっ付いていますので、ペンチかマイナスドリバーで取りましょう。
ライトの配線はコネクターを外せば簡単にとれます。
その後ナットを外したら前輪タイヤは簡単に取れます。
タイヤから空気を抜く
タイヤを外したら、チューブバルブから空気を抜きましょう。
バルブナット(袋ナット)を外して、ムシをゆっくり引っ張れば一気に空気が抜けます。
自転車の空気圧はしれてますから、怖がらずに抜いて大丈夫です。
チューブを一緒に交換する予定なら、リムナットを外してください。
リムナットとはチューブとホイールを固定しているナットのことです。
ホイールからタイヤを外す
ホイールからタイヤを外す際に使用する工具は「タイヤレバー」です。
これをタイヤとリムの隙間に差し込んで操作します。自転車の場合、2本のタイヤレバーを使用すれば簡単にタイヤを外すことができます。
上の写真のような少し頼りないタイヤレバーでも簡単に外せます
先端はスプーン状にカールしていて、タイヤを外す時は内側をはめる時は外側を使います
タイヤレバーの使い方
- バルブ付近に一本を差し込む、
- テコの原理でぐりっと内側に倒す
- タイヤビードがリムに上がれば近くにもう一本差し込む
- 一本目と同じように倒してビードを外す
- ビードが外れればタイヤは簡単に外れます。
チューブに傷がついてしまうといけないので、タイヤレバーをあまり深く差し込まないようにしてください。
タイヤのビートが少しでも外れれば、あとは指を差し込んで引っ張れば
簡単に外せます。ビートが全部外れたら、チューブを引っ張り出しましょう。けが防止の為に手袋はしてください。
タイヤとチューブを外した状態のホイールです。
汚れがひどかったので掃除します。
ホイールを乗せている台はDIYではおなじみ
「馬」と呼ばれているもので、
作業をする時は重宝します。
ホイールの掃除(ブレーキカス)には、パーツクリーナーまたはシリコーンオフがおすすめです。
ホイールは前輪ブレーキのゴムパッドが接触する部分であり、油分が残らないようにしっかりと除去することが重要です。
掃除をして、ブレーキカスを丁寧に取り除くと、ブレーキの効きが向上し、安全性も確保できます。
ホイール内の保護ゴム(リムバンド)も交換するので、外しました、
リムバンドとは、上の写真のスポークの付け根のニップルという突起物からチューブを守るために、リム内に巻く保護ゴムのことを言います。
劣化がなければ交換はしなくてもいいです
タイヤを取り付ける。
ホイールを綺麗にしたらリムバンドとチューブとタイヤを取り付けていきましょう。
リムバンドの取り付け
リムバンドとホイールにはバルブを通す穴が開いていますので、その穴を合わせ、ぐるっと一周させ取り付ければOK。簡単に取り付けることができます。
チューブのバルブ取り付け
バルブをホイールに取り付ける際には、バルブに取り付けられたゴムキャップ、ムシ、袋ナット、リムナットの全てを取り外してください。これらを外さないと、正しく取り付けることができません。
ホイールにバルブを通したらリムナットでバルブをしっかりリムに固定し、ムシをバルブに入れと袋ナットで止めてください。
タイヤを取り付ける
タイヤを取り付ける前に、しっかりと溝の進行方向を確認してみてください。タイヤによっては進行方向が決まっている場合があり、その指示が矢印で示されていることがあります。
確認ができたら、いざタイヤをホイールに乗せる準備です。この際、チューブも忘れずにホイールの上に乗せておいてください。タイヤを取り付ける際は、バルブの位置に注目してくださいね。
タイヤの下側のビートを、バルブの付いているチューブを入れる感じでリムに差し込みます。差し込んだら、残りのビートを手でリムにハメていきますが、最後の部分は少し手こずることがあります。そんな時は、写真のようにタイヤレバーを使えば簡単に仕上げることができます。
チューブはタイヤの片方のビートをホイールにハメてから中に入れていきます。
チューブをタイヤに入れる
チューブに少し空気を入れることで、タイヤ内に入れやすくなりますが、チューブに傷がつかないように慎重に入れていきましょいう。
全部入れ終わったら、タイヤを指でつまんで、ビートに挟まってないかタイヤを一周確認してください。
チューブが挟まっていないのであれば,空気を入れて完成です!
タイヤを自転車に取り付ける
タイヤを交換したら自転車に取り付けましょう。まずタイヤをフロントフォークに差し込んで、
ライトのコネクター、ワッシャー、泥除けステー、バスケットステー、ワッシャー、ナット,キャップの順番で取り付けます。
取り付けたら、タイヤを手で回転させ、ライトが点くか、タイヤにゆがみや、接触がないか、ブレーキの確認をしてください
全てOKなら自転車を起こしてテスト運転をして完成です。
まとめ
今回は自転車の前輪のタイヤ交換を紹介しました、慣れたら簡単にできる交換作業ですが、
一歩間違えば、怪我や事故につながってしまいますので、
慎重に作業をし、自信がない方は絶対に自分でやらずに、専門家に頼みましょう、