作業台は必須
あなたはDIYをする作業台ってどうしてます?
DIYで作りました?それとも市販の机を買いました?
木材でDIYをするとき、作業台は非常に重要ですが、大きめの作業台は使わないときに邪魔になることがあります。
特に庭で作業する場合、持ち運びが大変です。そこで、大工さんたちが愛用するシンプルで実用的な組み立て式のクロス作業台を作る方法を紹介します。
クロス作業台のメリット
- 簡単にばらせるので持ち運びが楽
- 高さの違う脚を作れば、高さの違う作業台が何種類もできる
- 天板を間違って傷つけてしまっても交換が簡単
ベニア板(3×6板)3枚で作るクロス作業台
クロス作業台の材料
横910mm、
縦1820mm、
厚さ12mm
のベニア板が三枚
二枚が脚用で、一枚が天板用となっています。
ホームセンターに行けば必ず売っていますので、安価に済ませたいのであればベニアの中でも一番安いラーチベニア板がおススメ!ちなみに作業台に向いているベニア板の種類は大きくわけて三つ
- ラーチベニア スタンダードなベニア板で板面は荒い
- ラワンベニア ラーチベニアより板面が綺麗
- シナベニア 板面が綺麗で高価
コスト面を考えれば、一番安価なラーチベニアがおススメです。
豆知識
910×1820の板のことを3×6板
(サブロク板)ともいいます。
日本では尺寸法が基本ですので
1尺が約30.3cmで
910が3尺、1820が6尺なので3×6板といいます
作業台の高さは平均70cm
作業台の適切な高さは、個人の身長や行う作業によって異なりますが、一般的には70センチメートルが平均的な高さです。
自分の身長や作業内容に合わせて高さを調整する必要があるかもしれませんが、迷ったらまずは70センチメートルに設定してみるのが良いでしょう。
今回、私は高さ90cmの作業台用の脚を作りました!
ベニア板を自分で70センチにカットするのが難しい場合、ホームセンターで板を購入する際に、スタッフさんにカットしてもらうのが楽です。
直線のカットであれば、お店によって違いますが、約50円でカットしてくれます。例えば、3枚の板を買うつもりなら、そのうち2枚を70センチにカットしてもらえば、手間を省きながら理想の作業台の脚が完成します。
板をカットしたら板の中心に線を引こう
縦700ミリ横910ミリの板が四枚作れたら、910ミリの半分の455ミリを測り、そこから板の中心にむかって350ミリの線を引く、その線を中心に左右に6.5ミリづつ測り縦に線を引きます。カット幅が13ミリになるようにします
13ミリで中心をカットする理由は、12ミリだと2枚をクロスさせる際に少しきつくなってしまい、スムーズに合わせづらいことがあるからなんです。
そこで、ちょっと余裕を持たせるために、意図的に1ミリ大きい13ミリで中心をカットしているんです。この小さな遊びが、組み立てをスムーズに進めるのに役立ちます。
仕上げの為に板の中心に穴を開けよう
丸ノコの刃は丸いので切り進めていっても中心きっかりまでカットすることは不可能
最後は手ノコでカットするしかないので板の中心に13ミリか15ミリのドリルで穴を開けてください。
穴を開けることで、ノミを使わずに切り抜くことができます。
この作業を四枚全部にやっていきましょう!もう少しで完成ですよ
地面に着く側をカットしていく!
板に切り込みを入れてクロスさせれば完成ですが、この方法ではいくつかの不具合が生じる可能性があります。
見て分かる通り、脚が地面に完全に接触しているため、電動工具の配線が邪魔になったり、屋外での作業時に地面の凹凸によって作業台が不安定になるかもしれません。これらの問題を解決するために、地面に接触する部分に加工が必要です。
具体的には、接触面を減らすために板を少しカットする必要があります。形状については特に制約はありませんので、自分の使いやすさに合わせた形状にしてみてください。曲線を作る場合には、ジグソーが便利ですよ。
ここで注意!板をカットするとき、一枚は切込みを入れた部分を、二枚目は切込みとは逆方向をカットしてください。
この加工を四枚すれば完成です!クロスさせてみましょう!
上に天板を乗せれば作業台の出来上がりです!どうでしたか?意外と簡単に作れたでしょ?
この作業台のメリットは高さの違う脚を作っておけば、作業に合わせて高さ調整ができ、分解すれば置き場に困らないということです。
そして、DIYだけではなく庭でのバーベキューでも使えますので、とても便利です
下の写真の様に邪魔になれば壁に立てかけて置くこともできます。